発症は高校2年生。
IBS 過敏性腸症候群(ガス型)の発症は、高校2年生でした。
小学校のころから、おならはよく出ていたのですが、あまり気にしていませんでした。
小中学校では、授業中でも、ときどき出そうになると、こっそりしていました。
でも誰にも気づかれなかったし、においもしないもんだと思っていました。
中学3年のとき、夜、家でカフェオレなどを飲みながら受験勉強をしているとき、
おならがボンボン出ていました。でも、自分で臭いをかいでもわかりませんでした。
授業中もよく出ていましたが、やっぱりにおいはないと思っていたので、あまり気にしていませんでした。
高校に入っても同じように気にせず、出そうになったら今までどおり、そっと出すような感じで、授業中も行っていました。誰にも気づかれていないと思っていました。
ところが、高校2年のある授業中、後ろの席の女子とその隣の男子がコソっと話しているのが聞こえてきたのです。
A男「るっこちゃんなのかな・・・? おなら・・・」
B子「・・・(聞こえませんでした)」
その時、体中から冷や汗がどっと出てきました。
いつも、授業が終わった休み時間には、後ろの席のB子とお話していたので、そのときも、授業が終わったら後ろを向いて、B子に話しかけました。
ところがB子は、授業が終わるや否や、何か特ダネをとったような顔をして、仲良しのC子のところに駆け寄っていきました。
その、仲良しのC子というのは、今の席になる前に、私の後ろに座っていた子。
きっと、そのときから私のおならに気づき、B子に話していたのでしょう。
A男も気づいた、ということで盛り上がったらしく、2人でこちらをちらちら見ながら、笑っていました。
いつもこっそりとしていたおならが周りに気づかれていて、迷惑をかけている・・・
止めなければ、と思いました。
ところが、止めようと思えば思うほど、ガスが出てきてしまうのです。
この日のことがきっかけで、この後、私は地獄のような高校生活を送ることになります。
この授業の後からは、全ての授業で、5分おきにガスが出る学校生活となりました。
お腹が張って、「ガスが出そう・・・」と、お腹に力を入れ、息を止めて、我慢します。
でも5分も持たず、すぅーっと、もれていきます。
あー、もれてしまった・・・と落ち込んでいるとすぐに、次の波が襲ってきます。
またお腹に力を入れ、息を止めて、我慢。。。5分も立たずにまた、すぅーっっっ、と。
1時間目から6時間目まで、ずっとこれの繰り返しです。
一日中、座って我慢をするだけで、授業を聞く余裕なんてまったくありませんでした。