IBS過敏性腸症候群ガス型 発症後 ー高校時代

IBS過敏性腸症候群のガス型、

高校時代は本当に、地獄でした。

 

私の時代、高校は、ひとクラス50人弱。

前後の席は、ビチビチに近いです。

授業中にトイレに行くような人も全くいませんでした。。

そんな緊張する状況で、授業中は、息を止めて、我慢して、、、

でも我慢できずに出てしまって。

出てしまえば終わりかと思いきや、また直ぐに次の波がやってくるんです。

 

救いの希望が現れるのは、唯一、席変えのクジ引きの日だけ。

その日は、一番後ろになるように、ひたすら祈っていました。

一番後ろでなければ、必ず後ろに人がいるので、

その日からまたしばらくは、地獄の日々が確定です。

 

他の子たちが、勉強や部活、友達との他愛もないおしゃべりや恋バナなどに花を咲かせている中、私は四六時中、お腹のガスと闘わなければなりませんでした。

 

この頃から、授業中はあえて寝ることにしました。

寝て意識を遠くに飛ばすことで、ガスが出なくなるのではないかと思いました。

実際に出なくなっていたかはわからないのですが、ずっと息を止めているよりは、いくぶん楽にはなりました。

全ての授業でこういった状態だったので、授業はまともに聞くことができません。

先生たちにとっても、受講態度の悪い、失礼な生徒だったと思います。

 

授業中はずっと、腕時計の秒針の動きを見ながら、分単位で時間が進むのを待っています。

「あと〇〇分…早く終わってよぅー!」こんなことばかり考えていました。

 

ある日、授業中ずっとずっと我慢をしていて、終わりのチャイムが鳴った瞬間、ホッと安心して教科書を閉じてしまったことがあります。

その時、先生はまだ説明の途中でした。

私がバンっと閉じたのを見て、先生はみんなに、「こういうことはマナーが悪いからしてはいけないよ」ということを言っていました。

先生の立場からすればもちろん、嫌な生徒でしょう。

でも私は当時、先生の話が終わるまで教科書を閉じないという当たり前のマナーすら守れないほど、切羽詰まっていたのです。

誰にも相談できないのは、辛かったです。